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レトロビル 華麗なる変身 築半世紀、「ホステル」に改修(産経新聞)
■欧米の旅行客に人気
大阪市内にちょっとユニークな宿泊施設がオープンした。「HOSTEL64Osaka」(ホステルロクヨンオオサカ、大阪市西区)。建物は、半世紀近く前に建てられたオフィスビル。古いビルのよさを残しながらリノベーション(改修)したところ、1泊1人約5000円と低価格ながら、日本情緒と最新設備が共存するしゃれた「ホステル」に大変身。連日、欧米の旅行客を中心ににぎわっている。 一見したところ、年季の入ったシンプルなビル。本当にここがホステル?と半信半疑で階段をあがると、年代ものの和だんすが温かな雰囲気のフロント。ロビーには明るい日差しが差し込み、むき出しの天井も印象的。「応接室」とプレートがはられたフロント横のレトロなガラス戸をあけると、お酒を飲んだりできるラウンジだった。 客室は全部で10室。ベッドの部屋もあれば、畳敷きの和室もある。珍しいのは、「ドミトリー」で、室内に6つのベッドを配置し、それぞれ、布1枚で仕切られている。隣の人のいびきも聞こえてきそうだ。ちなみに、こちらは1泊1人3900円から。 「このドミトリーから埋まっていくんですよ」と話すのは、建物の改修から運営まで手がけている「アートアンドクラフト」(大阪市西区)代表、中谷ノボルさん。同社は、これまでにも数多くの中古のオフィスビルやアパート、長屋などのリノベーションを手がけ、多様な住まい方を提案してきた。「宿泊施設も、もっと多様でもいいはず」と、大阪市内の約300の物件から選びだしたのが、昭和39年建築の工具メーカーの事務所兼寄宿舎だったビル。 天井から洗面所のタイルまで、古いビルのよさを残しながら、トイレやシャワールームなどには最新設備を導入。壁紙や家具にはとことんこだわり、「デザインホテルのしゃれた感じと、民宿の温かみを併せ持ったような」ホステルに向けて工事を進め、先月16日に開業した。 1カ月がたった現在、9割以上が、ウェブサイトから予約した欧米を中心とした外国人客だという。ファッションや建築、音楽関係の職業をもつ30〜40代が多く、到着するなり「クール(かっこいい)!」。 今後、アジアからの外国人客や、国内にも人気が広がっていきそうだ。(岸本佳子) 【関連記事】 ・ “カメラ系女子”宮崎あおい クールに使いこなすオリンパス「ペン・ライト」 ・ 恐ろしい…私の知らない仙台とは 仙台放送・原英里奈アナウンサー ・ 丸ノ内線レトロなメトロでニッポン再興! ・ たばこ店主が写した思い出 笹本繁宏さん(87) ・ 地下迷宮の商売 商魂たくましい露「冷戦博物館」 ・ 外国人地方参政権問題に一石 ・ <馬淵副国交相>整備区間建設中止も…高速道に新たな枠組み(毎日新聞) ・ 100円ライター消える? 幼児事故多発…来月中にも安全基準強化(産経新聞) ・ <手鏡箱>龍馬の? 「KAIENTAI」彫られ 京都(毎日新聞) ・ <交通事故死者数>春の全国交通安全運動期間中は96人(毎日新聞) ・ ペーパーショウ 紙の魅力を再発見 東京「丸ビル」で開催(毎日新聞)
by u6r6wceygj
| 2010-04-23 06:29
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